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のむら哲也のこだわり
4.科学と自然: 科学の発達のおかげで現代人の生活はずいぶん豊かになった。 石油化学製品や機械機器、医療技術、エネルギー源などだ。 だが「除菌ブーム」のような行き過ぎや、「原発」のような誤用があらゆる分野で起こり、逆に生活を脅かしている。 生活を営む人にとっても生産者にとっても、“賢明な選択と賢明な拒否”が未来のために課せられた使命だ。 のむら自然農法は機械もビニール資材も化石燃料も使う。 自然と科学との最高レベルでの共存共栄が私たちのテーマだ。今楽しみなのは“光分解性バイオプラスチック”と、軽油に替わる“BDF”(バイオディーゼル燃料)の導入だ。やがて天ぷら廃油で動くトラクターでカライモがつくれるのだ! 5.遊ぶ: 「有機農業はスポーツだ」と言ったのは加藤登紀子のパートナー、鴨川自然王国の藤本敏夫さんだが、その通り、楽しいのだ。 また、近所の家庭的保育室「ぴちゅ」の子どもたちが、春は苗植え、秋は芋掘りにやってきてにぎやかにピクニックをする。農園の土は転げ回っても安心、なめても安全だからだ。ぴちゅっ子たちが来てくれると畑も大喜び。きっと作物の生育も良くなっているはず。 隣集落のデイサービス施設「祐」さんも、介護士さんとご老人たちが芋掘りに来てくれる。“昔取った杵柄”、日頃元気のないおばあちゃんも、しゃんとして悠然とイモを掘りながら昔の知恵を教えてくれる。 居るだけで元気になれる、みんなの遊び場づくりが自然農園の極意中の極意なのだ。 ぜひ一度遊びに来てください(^ ^)
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